腰痛とは、腰背部~臀部を主とした痛みやハリなどの不快感といった単なる症状の総称。
腰痛には、画像検査などで原因が特定できる「特異的な腰痛」と、厳密な原因が特定できない「非特異的腰痛」があります。ぎっくり腰などは画像検査で原因がはっきりしないものが多く、「非特異的腰痛」に含まれます。
腰痛は85%が「原因不明」。2005年11月29日の読売新聞(医療ルネサンス)に載っていた記事です。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症等と診断を受けている10人の患者さん中、8人は本当のヘルニア等ではない、ということです。
日本の腰痛治療の権威が「画像や問診から病名はつけられるが、実際に画像と原因がはっきりしている例は少ない」とコメントしていました。
実際に、無症状の人でも、腰の画像診断をすると、3割にヘルニアが見つかる場合もあります。また、ヘルニアのような症状を訴えていても画像上に異常が見つからないという報告もあります。
海外の診療ガイドラインにも「原因が特定できる腰痛は15%未満」と明記されています。
つまり腰痛の原因は「ほとんどわかっていない」のが現実と言えます。
85%の腰痛が原因不明なのですが、一般的に腰痛には様々な原因があると言われています。仕事や家事そして日常生活をしていく中で、「腰痛にならないのがおかしい」と言えるのが人間の宿命ともいえます。主な原因としては以下が挙げられます。
1.姿勢の悪さ
2.激しい運動や労働
3.デスクワークや車の運転など同じ姿勢をとり続けることによる筋肉疲労
4.老化によるもの
5.内臓の病気
6.精神的ストレス
7.血行不良による痛み
8.ガンの骨転移による痛み
9.事故
10.足に合わない靴(常に筋肉が緊張した状態になるため、疲労がたまりやすい)
11.関節のセンサー異常
12.関節の運動異常
【ぎっくり腰】
急性の筋・筋膜性腰痛で、腰辺りに痛みがあり、レントゲン写真を撮っても異常が見られない、腰の椎間板の障害によるものと考えられていることが多いです。しかし、不自然な姿勢や過度のスポーツなどで筋肉に疲労の蓄積が限界の時に、重い物を持ち上げたり、体をひねったりした瞬間、くしゃみなどの要因が加わり激しい痛みが出ます。
【変形性腰椎症(へんけいせいようつういしょう)】
脊椎に老化性変化が起こり、椎間板が狭くなり、椎体が反応性に骨棘形成(椎体の角がとがってくること)をきたしてきます。ひどいときは、隣接する椎体が骨棘によって架橋されてしまいます。
【腰椎椎間板症(ようついついかんばんしょう)】
老化(保湿性の低下)によって椎間板の弾力性が減少し、外部の圧力に対する耐久性が低下すると発症します。
【腰椎椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)】
加齢による椎間板ヘルニア、骨粗しょう症による椎間板ヘルニア、体の歪み・ズレによる椎間板ヘルニアの3通りが考えられます。「保存療法」や「手術」による治療が一般的です。
近年は手術よりも、保存療法で経過観察をすることが多いです。
「保存療法」の内容の詳細を知りたい方はコチラのページをご覧ください。
「手術」の内容の詳細を知りたい方はコチラのページをご覧ください。
【坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)】
人の体において様々な原因により、坐骨神経が刺激されることに起因する神経痛のことで、あくまで症状であり、病名ではありません。
坐骨神経の経路と分布領域に痛みのあるものが、坐骨神経痛と呼ばれます。
【腰椎すべり症・腰椎分離症(ようついすべりしょう、ようついぶんりしょう)】
脊椎骨の一部が欠けているのが脊椎分離症で、脊椎がずれているのが脊椎すべり症です。いずれも脊椎が不安定になるために痛みが出ます。スポーツ歴のある人に多い病気です。
椎間板が変形(老化)することにより腰椎が不安定になり滑ってきます。腰椎分離症からすべり症に進む場合もあります。
【脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)】
脊柱管は脊髄とその続きの馬尾(神経)をおさめている管で、ここが狭くなって中の馬尾が圧迫されるために痛みが出ます。しばらく歩くと足が痛くて歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる「間欠性跛行」と呼ばれる典型的な症状が出ます。高齢者に多くみられます。
【馬尾症候群(ばびしょうこうぐん)】
椎体の中には脊柱管があり、この中を脊髄神経が通っています。脊髄神経の末端は、ちょうど馬のしっぽのように神経が細かく分かれておりこの部位を「馬尾神経」と呼びます。馬尾神経が圧迫されることにより痛みが出ます。
【梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)】
股関節の外側にくっついている梨状筋と呼ばれる筋肉が、坐骨神経の圧迫などにより痛みが出ます。
【骨粗しょう症による脊椎圧迫骨折・シュモール結節】
【女性の腰痛】
妊娠による産前・産後腰痛
生理痛による腰痛
【心因性の腰痛】
気分障害(躁うつ病、うつ病)など
【安静】
急性の腰痛の場合は、冷やすことも効果的です。
ただし、安静を続けると逆に体によくない場合があります。できれば、痛みが出たその日中に医療機関での診察をお勧めします。
【薬物療法】
内服薬(鎮静剤・筋弛緩薬など)
外用薬(シップ薬・軟膏など)
【装具療法】
コルセット・ベルトなど
【理学療法】
温熱療法・牽引療法
【神経ブロック療法】
薬物療法で効果が見られない場合や痛みが激しいときに神経ブロック療法を行います。痛みの伝達路に局部麻酔薬で交換神経がブロックされると、末梢の血管が拡張して血行が改善され、また知覚神経がブロックされると患部の痛みの緩和が期待できます。
【手術】
上記の治療を行い効果が出ない場合や、ヘルニアなど痛みがひどいなど症状が重い場合行われます。ただし、手術を受けても再発する場合もあります。
東洋医学での治療法は、投薬・手術は一切行わず、改善を図る療法です。
実際、東洋医学での治療法も、西洋医学と同じく多岐にわたります。腰痛の施術を得意としていて、臨床経験の豊富な、実績がある院選びをすれば、数回の治療でも結果が出せる院も存在します。しかし、世の中にその様な院が紹介されないのは、強い広告規制の存在が大きく、実績や改善事例を表に出すことができていない現状があるという現実があります。
【ケース1】マッサージ療法
症状部位を、手技にてマッサージすることで、血流を良くし筋肉の緊張を緩解を緩和します。
【ケース2】牽引、赤外線、温熱治療などの理学療法
整形外科と同じく、治療機器を使った療法。
【ケース3】整体・カイロプラクティック等の手技療法
歪みやズレを矯正し、骨格を正しい状態へと導く。
※ ただし、強いアジャスト(瞬発的な矯正)を加える手技もあり、治療法、治療院選びを慎重にされることをおすすめします。
院の治療方法や治療方針など、ホームページを見たり直接電話をかけてみて、自分で納得してから治療へ行くことをお勧めします。
こもれびの杜整骨院では当院独自の特殊な施術法にて、関節のセンサーを回復させ、痛みやしびれの原因を根本的に治療しています。
※腰痛は様々な原因で発生します。自己判断はせず、必ず専門家の指示を仰ぎましょう。
埼玉県加須市で整骨院を営んでおります、
こもれびの杜整骨院 院長 岡田 有一と申します。
この度、「多くの腰痛でお悩みの方がインターネットで調べても、得たい情報が掲載されているホームページがなかなかなくて困っている。」という声をよく聞いていました。 当院でアンケートを取った患者さんの声からも、腰痛について知らない方がほとんどであるが分かりました。それが故に長年つらい腰痛を我慢したり、仕事を変えたりと悩んでいた方から「もっと早くに通院して先生にアドバイスを聞けばよかった!」との声を頂いて、嬉しかった反面「もっと多くの方に伝える方法は無いのか?」という自責の念にもかられました。より多くの方に、腰痛についての正しい知識や、その原因や有効な治し方をこのサイトを通じて伝えられればと思っております。
こもれびの杜整骨院 https://komorebi-moris.com/
埼玉県加須市南大桑2815-1
TEL:0480-65-3693
【院長プロフィール】
小学生の低学年の頃から捻挫やケガをすることがあったら、必ず整骨院にお世話になっていた。その時の先生が気さくでおもしろくて、しっかり治療してくれる先生で、自分自身も親しみがあって何でも相談でき、治せる治療家になりたいと思い、整骨院業界に入ることを決意する。
大学卒業後、整骨院の先生を養成する国家資格の専門学校に入学。その後、整骨院と整形外科に勤務。国家資格取得後、埼玉県の整形外科に4年勤務し、その後、接骨院で3年勤務し、2009年10月に当地にて「おかだ整骨院」を開業。
開業10周年を期に2019年5月に全国グループチェーンの「みんなの森®整骨院 足利院」へ生まれ変わる。その後、家族との時間を大切にしたいという思いで実家のある足利市から自宅のある加須市への移転を決意。2024年3月「こもれびの杜整骨院」を移転開業。現在に至る。
【所属協会・研究会】
(社)交通事故医療情報協会 の体の痛みの専門院です。
当院で通院されている交通事故の患者さんは、協会専属の行政書士等に無料で自賠責保険(後遺障害など)、交通事故に関する相談ができます。
(社)交通事故医療情報協会のHP http://www.jiko-iryo.com/
※交通事故の患者さんの多くが、他院(整形外科、病院、接骨院、整骨院)から来院されていますので、安心して転院できます。
腰痛の痛みやしびれ(痺れ)の情報サイト「腰痛の知恵袋」
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